【カメラの基本シリーズその5】『カメラおまかせ撮影モード』を使ってみよう
|前回は、撮った写真をその場で確認する方法についてご紹介しました。
今回は、カメラに搭載されている撮影モードについてご紹介していきます。
撮影モードは、お手持ちのカメラの機種やメーカーによって多少の違いがありますが、大体同じようなモードが搭載されています。
今回はその代表としてCanonの撮影モードをご紹介していきますので、参考にしてみてください。
『撮影モード』って何?
【カメラの基本シリーズその2】でカメラの「オートモード」についてご紹介しましたが、このオートモードは、カメラに搭載されている『撮影モード』の中のひとつです。
今回ご紹介するのは、明るさ(露出)や色合い(ホワイトバランス)などの難しい設定を自分自身で行うのではなく、シーンや被写体に合わせて『撮影モード』を選ぶことで、難しい設定はカメラに任せてしまう、というもの。
「人物を撮りたい」となれば、撮影モードの中から『ポートレートモード』を選び、「夜景の中で人を撮りたい」となれば、撮影モードの中から『夜景ポートレートモード』を選ぶだけ。
ただモードを選ぶだけで、カメラ自身が難しい設定を行ってくれるため、カメラ初心者がオートモードの次に使うべきモードと言えそうです。
Canonの撮影モードを見てみよう
今回は、筆者の使用しているカメラ、CanonEos60Dを参考に見てみましょう。
画像のピンク色の枠で囲った部分が、この機種の持つ『撮影モード』の内、設定をカメラにおまかせするモードです。
ひとつひとつ見ていきましょう。
- オート(全自動):カメラにお任せしてあとはシャッターを押すだけの簡単モード
- フラッシュ発光禁止:暗い場所でもフラッシュを発光させないモード
- クリエイティブオート:「背景をぼかすか」「フラッシュを使うか」などの簡単な設定のみを行うことができるモード
- ポートレート:人物に焦点を合わせ、背景をぼかすモード
- 風景:遠近に関わらずすべてをクリアに撮影するモード
- マクロ:近くにある被写体をクリアに、背景をぼかすモード
- スポーツ:動いている被写体にピントを合わせ続けるモード。連写も可能
- 夜景ポートレート:フラッシュを発光させ、人物と夜景をクリアに撮影するモード
これらのモードやアイコンは、カメラメーカーや機種によって違いがありますので、お持ちのカメラの撮影モードにはどんなものがあるのか、取扱説明書を確認してみましょう。
仕上がりの理想に合わせて撮影モードを設定してみよう
まずは、上記で説明した通りのシーンに合わせ、撮影モードを設定してみましょう。
これらのモードを使用した撮影に慣れてくると、ひとつひとつのモードがどんな写真に仕上がるのか、その特性を理解できるようになってきます。
特性が理解できれば、指定されたシーンに合わせずとも、仕上がりの特性に合わせて撮影モードを自在に使い分けられるようになります。
自分の理想に近い仕上がりになるようモードを選択して、自由自在に撮影を楽しんでみましょう!
