天気を味方につける『霧の中の撮影会』の撮り方テク

今日は外で撮影会!と思ったら、天気は曇り。霧も出ていて、なんとなくカメラを持ち出すのが億劫になることも……。
屋外での撮影には、天候の良し悪しがつきもの。
とはいえ、暗いとどうしてもがっかりしてしまいがちです。
しかし実は、曇りや霧の中での撮影は、雰囲気のある写真に仕上がるのでとてもおすすめです!
今回は、屋外での写真を存分に楽しめる、霧の中での撮影テクニックについてご紹介します!

 

『霧の中の撮影会』ポイントは露出の設定にあり

屋外での撮影時、カメラマンにとって重要なのが天気です。
カメラと光の関係はとても密接で、光の加減によって仕上がりはまるで変わってしまいます。
室内での撮影とは異なり、光を自在に操ることができない屋外での撮影は、カメラ好きにとっては難関でもあり、腕の見せ所でもあるんです。
光が届かない霧の中での撮影の際、まずは、自分の撮りたい写真の仕上がりを想像してみましょう。
女子らしいふんわりとした仕上がりにしたいのか、少し仄暗い、クールでダークなイメージに仕上げたいのか。
どちらも、太陽の光が十分に届かない霧の中だからこそ出せる雰囲気です。

仕上がりの理想がどちらかに決まったら、以下の通り、カメラの露出を設定してみましょう!

  • 明るめの仕上がり:露出を1〜2に設定
  • 暗めの仕上がり:露出を-1〜-2に設定

上の写真の場合は、少し暗めのダークな雰囲気に仕上がっていますので、露出をマイナスにして撮影しています。
霧や曇りを生かした雰囲気のある写真を撮ることができます。

 

人を撮るなら、惜しまず連写

霧や曇りの中での撮影は、光量が足りていない場合があります。
設定が苦手な方は、カメラのAUTO撮影モードを駆使すればある程度上手な写真が撮れますが、上記でご紹介したような「天気を生かした雰囲気のある写真が撮りたい!」という方にとっては、ブレたり真っ暗に写ってしまったりと、なかなか理想通りに撮れず失敗してしまうことも。

しかし、もし使用しているカメラがデジタルカメラであれば、写真は何枚撮っても場所をとりません。
失敗したデータは後で消去してしまえばいいのですから、ぜひ連写モードを使用してみてください。
特に、被写体が人の場合は、連写モードで追いかけてみることをオススメします。
連写して撮影した物の中に、自分が思ってもみなかったような素敵な写真が紛れていることもありますよ。

 

天気は自分の味方だと思うこと!

これから雪の季節がやってくると、太陽が顔を出してくれなくなることが増えるかもしれません。
屋外での撮影は思いがけず素敵な写真を撮影できるチャンスでもあります。
天気を自分の味方にして、『霧の中の撮影会』も楽しんでくださいね♪

筒井響子
ライター/フォトグラファーの筒井響子(つつい きょうこ)です! 企業オウンドメディア・カメラ関係・旅メディア・旅本などに寄稿しています。 デジタル一眼レフは約10年ほど前から趣味で始め、現在では取材での撮影や、撮影会を行うほどになりました。 現在の愛用機は、CanonEOS60D! カメラ初心者さんや機械が苦手な女子のみなさんにもわかりやすい記事を発信していきます♡