記念写真風から脱却!人物を魅力的に撮影する方法
|人物を写真におさめると、どうしても記念写真の様になってしまいがちではありませんか?人物を写真に撮る時に少し工夫をすると、ちょっとしたポートレートの様になります。
まず、カメラの明暗を使い分けてみてください。
カメラの露出を抑えて撮影すると、人物のシルエットが際立ち、落ち着いた印象の写真を撮ることが可能です。寄り添うカップルなど、この方法で撮影すると、ロマンチックな雰囲気の写真が出来上がります。逆に明るく撮ることで、雰囲気が柔らかい写真になります。明るい写真は、子どものかわいい姿を撮影する時などに、もってこいです。明るく撮影することで、子どもも背景も、まるで輝いているかのような素敵な写真になります。写真を明るく撮ったり、背景をぼかしたりするには「単焦点レンズ」が便利なので、購入しておくと良いかもしれません。
また、人物を撮影する時の構図にも、少しこだわってみると素敵な写真が撮れます。人物が中央に位置するように写真を撮ると、どうしても記念写真のようになりがちです。そこで、敢えて人物を隅に配置して余白を作り出すような配置にしてみると、記念写真感を払拭できます。さらに、人物の目線をカメラでなく、カメラから少し外してもらうことでも、いつもと異なった感じの写真となります。
しかし、お子さんなどは目線を外すことなど難しい場合もあります。そんな時には、カメラマンが移動して撮ることも一つの手です。カメラマンが寝そべるくらい下からのアングルで撮影してみたり、逆に少し高い所から撮影してみるなど位置を変更することで、思ってもみないような写真になることがあります。これは、子どもだけでなく、ペットを撮影する際にも使える手です。ペットの目線で撮影した写真など、いつもと異なった目線の写真は、面白い発見があったりするものです。
子どもやペットを撮影する際には、被写体に寄って撮影してみる方法も、是非試してみてください。被写体に寄って撮影することは、大人は多くの人が恥ずかしがりますが、子どもやペットだと面白がってもっと近づいてきたり、お茶目な表情を見せてくれたりすることもあるので、これも一つのテクニックなのです。逆に、大人の自然な表情や様子を撮影したい時には、こちらが撮影していることを意識させない方法をとるカメラマンもいます。肩にカメラを担ぎながら、何気なくシャッターを押すというような方法で、人物を撮影するプロのカメラマンも居るそうです。この方法は、少し難しいかもしれませんが、自然な表情の写真も味があるので、被写体に意識させないように写真を撮ることも試してみてはいかがでしょうか。
